【バイク事故修理事例】事故原因?レッカー、損害調査により全損決定。過失割合の協定、そして事故車買取へ

【バイク事故修理事例】
事故原因?レッカー、損害調査により全損決定。過失割合の協定、そして事故車買取へ

っという事で、今まで1000件以上、数えきれないほどの事故対応をしてきたのに、何ひとつアウトプットして来ませんでした。

今回、自分の記録と、実際に事故を起こしたらどうなるんだろう?という皆さんの疑問を解決する意味も含めてバイク事故修理事例シリーズを始めたいと思います。

たった今事故を起こしたので対応してくれるバイク屋を探しているという方は、この記事の前にコチラの「事故を起こしたら?」の章をご覧ください。
バイク事故のトータルケア

事故を起こして、ひとまず病院も行って、ひと段落。
さて、どうしようという方は、この記事でなんとなく流れをつかんでから「バイク事故のトータルケア」のページを見て頂くとよろしいかもしれません。

この記事では以下のような、聞いたことが無い、もしくは聞いたことはあるけど詳しくは知らない、そんなワードもちゃんと説明いたしますので、ご安心ください。

過失割合
立会調査
写真見積
全損
全損超過特約
レッドブック
片側賠償


第1回は反対車線から車の突然のUターンにブレーキが間に合わず事故になってしまったリード125の事例について記事にしたいと思います。
事故を起こしたスクーター、リード125


目次



事故原因

まず初めに、今回の主な事故原因は相手の車にあります。
バイクが片側3車線の道路の真ん中を走行中、反対車線から突然車がUターンしてきて、ブレーキが間に合わず車の左側面にバイクが衝突する形となりました。

原因は車の前方不注意と確認不足ですよね。
ちゃんと確認をしないままUターンをしたことが第一の原因になります。

また、バイク側が走っていたという事も原因の1つになります。
これは今後の過失割合算出の時に詳しく話します。



入院先からLINE

入院先からLINEを頂きました。
新規のお客様で初めてのご連絡でした。
当店のwebページを見てくださったらしく、入院中という事もありLINEにて対応となりました。
当店としてもLINEでの対応の方が助かります。
まずは当店にて事故現場に置きっぱなしのバイクをレッカーする流れとなりました。
>LINEでのご連絡はコチラをご参考ください


事故車のレッカー

事故現場までバイクのレッカーに行きました。
だいたいの場所は聞いていたのですが、詳しい場所まではわからなかったので、3車線ある国道の1番左車線を走りながら事故車を探しました。
歩道に置いてある事故車

すると歩道橋の下にポツリと一目で大クラッシュを想像できるスクーターが1台置いてありました。
事故車のレッカー

トラックに積み込み、LINEでレッカー完了の旨をお客様にお伝えいたしました。



立会調査

前の章までの流れはだいたい皆さん、想像がつくと思います。
さて、入庫したバイクを早速修理しましょう。っとはいかないのが事故案件となります。

まず、相手の保険会社と連絡先の交換や、概要の話を進めます。
そして1番初めにするのが「立会調査」となります。
要は、相手の保険会社が損害状況を確認するという事です。

損害状況が小さい場合、例えばパッと見でも3万円もあれば直るだろう。
そんな時は写真見積と言って、相手の保険会社が損害を確認しに来ないで、当店で事故車の撮影等をしてメール、アプリ等を使って送ります。
※少額損害の場合の事故事例も今後記事にしたいと思います。

今回は明らかにフレームが曲がっているため、損害は大きい。
そのためアジャスターによる損害調査が入ります。

はい、でました「アジャスター」。
特に難しいことはないです。
損害調査アジャスターと言って、相手の保険会社の損害調査に関する担当です。
相手の保険会社に所属している人の場合もあれば、外注を受けた損害調査会社だったりもします。

ここでもう1つ、アジャスター以外に支払い担当という方もいます。
基本的にはアジャスターが損害調査をして金額を調整、それを支払い担当に回して、支払い担当が損害額等を参考に過失割合も含めた最終的な調整に入るという流れとなります。

さて、話は戻して、今回の立会調査の結果は「全損」。
フレームが曲がっていたので100%予想していた結果ですね。


全損時価額

まず初めに「全損」とは、このバイクの修理代が一般評価額を上回ってしまうので修理不可、つまり全損としましょう。
という事です。

そして「では?その一般評価額はいくらなの?」これが全損時価額です。
全損時価額は少し前まではレッドブックと言って、保険会社が定めた査定表というものがあり、その査定表の金額を基本に提示してきました。

そのレッドブックの査定額があまりにも低いので、昔はお客様のために保険会社と交渉することも少なくありませんでした。

しかし近年では、ほとんどの場合、中古車雑誌等の金額、いわゆる中古相場の金額を提示してくるので、交渉に無駄な時間を使わなくて済むようになりましたね。

ちなみに今回のリード125の全損時価額は185000円。

提示された後、すぐにネット等々を使って調べたところ、妥当な金額でした。
お客様には185000円の全損時価額は妥当な範囲です。
入院しているお客様が時間と労力を使ったところで、最大でも210000円が限度だと思います。それよりも衣服の損害などをしっかり提出することの方が良いと思います。
っと提案させていただきました。

お客様自身も自分のバイクの相場を調べて、185000円は妥当だと納得されていました。

ちなみに「全損超過特約」というものもあります。
相手の車が、これに加入していた場合、全損時価額を超えて支払いをします。ただし、全て修理したことを証明してください。
という事です。
今まで、全損超過特約で修理したことは何度かありますが、フレーム交換とかになるのでなかなか大変ですね。




過失割合

過失割合とは、一言でいえば「どちらがどのくらい悪いか?」という事です。
いったん、分かりやすく簡単な数字で例をあげましょう。

あなた(バイク)と相手(車)の事故
お互いケガはない。
あなたは任意保険に加入していない。

車の前方不注意による事故で車の過失は90。
バイクの過失は10。

また車の損害額は20万円。
あなたのバイクの損害額は10万円。

この場合、バイクの持ち主であるあなたは最終的にいくら手元に入るでしょう?
計算はこうです。

相手に支払う修理代
20万円(車の修理代)×10%(あなたの過失分)=2万円

バイクの修理代として発生する金額
10万円(バイクの修理代)×90%(相手の過失分)=9万円

となります。
この場合、あなたには9万円から2万円を差し引いた7万円が入金されます。
これを相殺払いと言います。

さて、今回の事故例に戻します。
今回の事故は当初、相手90、バイク10という「90:10」の過失割合でした。

お客様は、怪我までして過失が出るのは納得できないという様子でしたが、実際、これまで相当数の事故案件をやってきて、動いていたバイクが過失がゼロになる事例は基本的にありません。
考え方的には「双方が動いていたからこそ事故が発生した」というものがあるからです。

納得できないお客様に片側賠償の交渉提案をしました。
片側賠償というのは一言でいうと「90:0」という事です。
バイクの修理代は90%払ってもらうけど、相手の修理代は払いません。という事です。

その後、90:0で話が進んだようでホッと一安心。




事故車買取

今回、お客様から修理希望の声も頂いたのですが、実修理をすると30万円程度はかかりそう、しかもフレームを交換すると、フレーム番号再打刻となりフレーム交換したことが一目でわかるようになってしまいますので、今後このバイクを一生乗り続けるくらいの気持ちじゃない限り修理はお勧めできません。

いずれ買い替えるときに、フレーム交換車両という事で査定額はかなり低くなってしまいますので。

とお伝えし、事故現状のまま当店で買取りさせていただく流れとなりました。

当店では買取に力を入れております。
詳しくはこちらをご覧ください。
>バイク売却は高価買取査定のBAN plus Tokyoへ



最後に

全損時価額、過失割合も決まり、バイク買取の際にご来店いただきました。
ひとまず事故案件終了となりますが、その後も何かと分からないこともあると思いますので、LINEでしたらご相談に乗りますので、いつでもご連絡くださいとお伝えしてお帰りになりました。

事故で左腕を骨折しており、まだ痛々しい状況ではありましたが、ひとまずスムーズに進んで良かったなと思いながら見送りました。

バイク事故の場合、あなたに過失が10%しかなくても損することもあります。
例えば、20年前のスクーター、ディオにあなたが乗っていたとしましょう。

あなたは古いバイクだけど、気に入ってるし、そもそもたまに買い物に使うだけだから、これで十分。
と思って乗っていたにもかかわらず、相手の不注意で事故発生。

この時、あなたのバイクの全損時価額が6万円だったら、どうなるでしょう?

過失割合が90:0で進んだとしても、入金されてくる金額は54000円です。

いまどき50㏄のスクーターを54000円で買い換えることが出来ますか?
なかなか難しいです。

人身賠償の方で病院に通って、慰謝料を次のバイクを買う足しにしますか?
この時、皆様「仕事があるし」っと、そんなに通院できず諦めるという方が多くいます。

相手の過失が主の事故、なかなか回避するのは難しいですが、できるだけ事故を起こさないように普段から気を付けて走行したいものですね。

それでは皆様、安全で快適なバイクライフをお楽しみください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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これで完成です。
ぜひよろしくお願いいたします。

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2 コメント

  1. 具体的で非常に参考になりました。
    自分も過去にバイク乗車中、乗用車の左折巻き込み事故に遭い、同じように「相手90:自分10」という過失割合になったのですが、この記事で「片側賠償」というものを初めて知りました。
    万が一の事故の時は貴店に連絡します。
    ……と言うよりも前に、安全運転を心がけます。

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    1. コメントありがとうございます!
      そうですね、万が一の時にはご相談いただきたいと思いますが、常に万が一が無いように安全で快適なバイクライフをお楽しみください。

      近日中に追突(された側)事故例もblogにしたいと思っております。

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